Heart Of A Dancer  

ハート・オブ・ア・ダンサー 

 

“フラの女神” と呼ばれるカノエ・ミラーさん。プロのダンサーとしてワイキキにある老舗ホテル、ハレクラニで長年に渡ってフラ・パフォーマンスを続けている彼女のステージをご覧になったと言う方も多いのではないでしょうか。このコーナーではそんなカノエさんにフラについて、またフラを語る上で欠かせないハワイの音楽や文化について、シリーズでうかがっていきます。

ウェブサイト >> http://www.kanoemiller.com/
フェイスブック >> https://www.facebook.com/Kanoelehua.Miller/


フラ・ワークショップ開催!

カノエさんは日本で定期的にフラのワークショップを開催しています。長年プロのパフォーマーとして活躍しているカノエさんから直接学べるチャンスです。初心者の方が参加できるクラスもあるそうなので、ぜひチェック! 詳細はこちら  >>  http://hulastudiojapan.com/


10/24/2020 - Vol.4

今までのようにみんなで集まってフラの練習をするのが難しい中でもできる取り組みとして、観察力や想像力を高める練習をすることを提案してくれました。たとえば風が木々を揺らす様子や、陽の光の色が変化する様子など、細かいディテールを記憶に留めることができるようになったら、それを自身の踊りに反映させると、カノエさんは言います。

「フラを踊るということは『ストーリーを語る』ということ。記憶にあるディテールの中から、今から踊る曲に必要なものを思い出すことで、それが顔の表情や体の動きに現れて踊りに彩りを与え、より深いレベルでストーリーを伝えることができるようになります。鳥についての曲ならば鳥になり、サーファーについての歌ならサーファーになる。フラを踊るあなた自身が毎回、物語の主人公になってストーリーを語る、ということなんです。」とカノエさん。/例として He'eiaという曲をあげてくれました。これはカラカウア王がお気に入りのサーフスポットでサーフィンをしている様子について歌っている曲です。

「私自身は泳ぎが得意じゃないし、サーフィンも一度もしたことがありません。でもサーファーがサーフボードを操る様子や、波のしぶきが風に乗って飛び散る様子などをよく観察して、そこから学んだディテールを自分の踊りにいかします。だから実際にサーフィンを経験しているかのように踊ることができるんです。」とのこと。

曲の内容について詳しく聞いてみました。「カラカウア王が、ビーチにいる美しい女性にいいところを見せようと波に乗る姿が描かれている部分は、自信を持って波に乗る気持ちの高揚感を。またその後、王が岸に向かうとその女性はすでにいなくなっていたという部分では、その女性が自分に興味があったと思い込んでいたことを少し恥じて、ちょっとおかしいと感じてしまうような感情が湧いているだろうと想像できる。素晴らしいダンサーであればそんな感情の移り変わりも踊りで表現できるのではないでしょうか。」と話してくれました。

Heeia は様々なアーティストが歌っていますが、カノエさんのお気に入りはGabby Pahinui の曲なんだそうです。

カノエさんの日本でのフラのワークショップ、引き続きZOOMでの開催になっています。どなたでも受けることができます。詳細は日本オフィスの担当アラン・ロワさんへご連絡(電話 070-7472-1836)いただくか、あるいはジョン・ミラーさんへメールで問い合わせ(johnboy19@mac.com)をお願いします。

カノエさんにはまたご登場いただきます。どうぞお楽しみに!

 


08/29/2020 - Vol.3

ハレクラニホテルの House Without A Key で長年フラのパフォーマンスを披露し、現在も多くの人々を魅了しているカノエ・ミラーさん。今回はカノエさんが特に入っているという曲について教えていただきます。

♫ Makee Ailana
美しい風景が思い浮かぶストーリー性のある曲が好きだというカノエさん。"Makee Ailana”とはマキイ・アイランドという意味で、その昔、カピオラニ公園の池の中にあった小さな島こと。歌詞は「マキイ・アイランドは恋人たちのためのロマンチックな場所。2~3組のカップルだけが集うことができて、水辺の涼しさが二人を寄り添わせる。もっと近づいて二人でロッキングチェアーに座れたら。なんて素敵な思い出でしょう」という内容だとか。

昔は公共の場での愛情表現は今よりももっと控えめだったので、恋人同士が寄り添えるこの場所は当時の人にとって特別な場所。現代とはだいぶ違う、古き良き時代のロマンスを私たちに感じさせてくれる曲です。今回はカノエさんのお気に入りのバージョン、Keola and Kapono Beamer の "Makee Ailana” をお聞きいただきました。
♫ Hawaiian Lullaby
そしてもう一曲、どんなに難しい時でも前向きになるような曲、Sunday Manoa の "Hawaiian Lullaby” を紹介してくれました。作者の Hector Venegas が自身の人生がとても大変な時期にそばにある美しいものやポジティブなことだけにフォーカスして作った曲だそう。コーラス部分の「雨のあと暖かい太陽の光に触れた時、そして私の愛するこの場所で子供の笑い声が聞こえた時、私は笑顔になる」という歌詞が特に印象的です。

ZOOMワークショップ 
ハレクラニが来年の夏までのクローズを発表しましたが、それでもカノエさんのフラへの愛が止まることはありません。今も精力的にフラの楽しさや素晴らしさを伝えるワークショップを続けています。日本にいる方を対象にしたZOOMクラスも行なっていて、今年9月〜12月も毎月開催されています。クラスによって日時が異なります。

詳細は日本オフィスの担当アラン・ロワさんへご連絡(電話 070-7472-1836)いただくか、あるいはジョン・ミラーさんへメールでお問い合わせ(John Millerさんメール johnboy19@mac.com)をお願いします。

カノエさんにはまたご登場いただきます。どうぞお楽しみに!

 

 


03/21/2020 - Vol.2

“フラの女神” と呼ばれるカノエ・ミラー ( Kanoe Miller )さん。13才でフラに目覚め、ハレクラニホテルの House without a Key でパフォーマンスを始めたのが1977年。以降、今も多くの人々を魅了しています。このコーナーではそんなカノエさんにフラについて、またフラを語る上で欠かせないハワイの音楽や文化について、シリーズでうかがっていきます。


オアフ島で育ったそうですが、カノエさんの家では1日中、ラジオやステレオからハワイアンミュージックが流れていたんだそう。Maiki Aiuという先生の下でフラを学んでいたカノエさん。その先生は当時、人気だったミュージシャン Kahauanu Lakeの曲の振り付けをするという仕事上でのパートナーであり、また恋人同士でもあったとか。先生からは多くの Kahaumanu Lake の曲の踊りを学び、その影響からカノエさん自身も1920〜65年頃に録音されたハワイアンミュージックが特に好きになったそう。

ある日レッスンに遅れてきた先生から「みんな、遅れてごめんなさい!実は今日結婚しました!」と報告があって生徒たちを驚かせたとか。そしてご主人となったKahauanu Lakeが先生のために書いた曲「Pua Lililehua」をみんなで一緒に踊りましょう、とレッスンが始まったんだそうです。今でもこの曲を踊ると、幸せそうな先生がこの曲の表す「LOVE」について話してくれたことを思い出すんだとか。

 

「Pua Lililehua」は、ホノルルのパロロバレーに住む雨の女神が題材になっっていて、当時パロロバレーに住んでいた先生を女神に見立ててKahaumanu Lake が書い曲だそう。「レイで結ばれた二人は離れることなく、愛は永遠に続く」というロマンチックな内容です。💕

 

またカノエさんが1973年にミス・ハワイに出場した時にはこの曲でフラを披露してコンテストに優勝。以来、カノエさん自身にとっても特別な曲になりました。優勝が決まった時、フラ界ではよく知られたダンサーの Iolani Luahine さんがカノエさんのところにやってきて、「あなたこそが選ばれる価値のあるもの」という内容のハワイ語のチャントを唱えてくれて、それがとても思い出深く記憶に残っているそうです。

 

フラを学んでいる人たちから「Pua Lililehuaは大好きな曲です」と聞くととても嬉しく感じるというカノエさん。そしてこの曲を教えている先生たちが、曲の背景にある「ロマンチックなLOVE」を表現するように教えてくれているといいなと思う、と話してくれました。

 

聴いていただいた「Pua Lililehua」はカノエさんの先生だったMaiki Aiuもボーカルとして参加しているバージョン。

Maiki Aiu Lake + Kahaumanu Lake Trio "Pua Lililehua" >> https://amzn.to/2x6LBMJ

 

カノエさん、最近ではフラの楽しさや素晴らしさを伝えるためのワークショップを積極的に行っています。定期的に東京と大阪でも開催していて、初心者の方が参加できるクラスも用意されているそう。詳しくはウェブサイトでチェックしてくださいね!

http://hulastudiojapan.com/

 

カノエさん、マハロ!
次回もお楽しみに〜

 


01/29/2020 - Vol.1

 

13才でフラに目覚め、ハレクラニホテルの House without a Key でパフォーマンスを始めたのが1977年。以降、今も多くの人々を魅了しています。

 

初回となる今回、フラダンサーとしてどんなことが大切なのか聞いてみたところ、一番大事なのは曲の本当の意味を理解することだと教えてくれました。誰がどういう目的でこの曲を作ったのか、当時どんな出来事があったのか、作った人はその時恋愛をしていたかどうかなど、様々な要素がその曲の背景にあるはず。それらを知ることで、踊り手はより感情移入することができ曲とコネクトできるようになる。それがダンサーとして大事なステップのひとつだと語ってくれました。

 

そしてカノエさん、以前とある曲について直接ミュージシャンに尋ねたことがあるそうです。その曲は Dennis Kamakahi の「WAHINE ILIKEA」。この曲についていつくか違うストーリーを聞いたことがあったそうですが、本当はどんな意味があるのか、Dennis Kamakahi に直接電話で聞いたそうです。当時 Dennisと面識はなかったもののカノエさんがこの曲について知りたがっていたことをとても喜んでくれたそう。

 

Dennisによれば「WAHINE ILIKEA」は美しい白い肌をしたモロカイの女性がモデルになっているけど、その白い肌の女性とは、実はモロカイ島にあるHina、Hāhā、Moʻoloaという3つの「滝」を現していると教えてくれたそう。滝を流れ落ちる水が白いしぶきをあげる様子を白い肌の女性に見立てて歌っていたのです。「WAHINE ILIKEA」の本当の意味を想像しながら踊ることで、この曲が伝えようとしているストーリーをフラで表現することができる、と語るカノエさんでした。

 

フラに興味はあるけれど、実際に始めるのはなかなか大変そう…と思っている方も多いかもしれませんね。カノエさんいわく、フラとは楽しくて元気をもらえるもの、そして外の世界とだけでなく、自分自身ともコネクトできるものだと語るカノエさん。周囲の人々との関係、自然と自分との関係、さらにスピリチュアルなマインドなど、自分を見直すきっかけになるそうです。そしてフラを一緒に踊る仲間とは、特別な友情をはぐくむことができるとか。彼女のワークショップの参加者は、フラについて学びたいという気持ちだけでなく、新しい経験を通じてもっと豊かな人生を送りたいという強い想いを持っている人ばかりだと教えてくれました。

 

カノエさんは日本でも定期的にワークショップを開催しています。フラ経験のない初心者の方が参加できるクラスも用意されているそうなので、詳しくはカノエさんのウェブサイトで確認してくださいね!(2020年のスケジュールは近日中に決定するとのことなので少しお待ちくださいね〜。)

カノエさんには今後も不定期で番組に登場していただきます。
お楽しみに〜♪ 🌺


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